ＥＤ（勃起障害/勃起不全/インポテンツ）の原因
勃起力低下、勃起障害の原因は「器質性」と「機能性」に大別されます。
・ 器質性ＥＤ … 糖尿病や腎臓病、前立腺炎などの病気、加齢によるもの
・ 機能性ＥＤ … 精神的なもの。不規則な生活など生活習慣的なもの
【器質性ＥＤ】 … 全体の約 20％
身体的な障害によって、
勃起しにくくなってきたり、勃起しなくなってしまう状態をいいます。
① 糖尿病、高血圧症、心臓病など
ペニスの血管に影響を及ぼし、じゅうぶんな血液が流入しない。
② 前立腺や脊髄神経の損傷
中枢神経とペニスの神経に影響。
③ 勃起障害を引き起こす薬物の使用
一部の降圧剤や うつ病治療薬の副作用として。
④ 加齢によるもの
年齢を重ねるにつれ、男性ホルモンを作り出す力が失われていく。
【機能性ＥＤ】 … 全体の約 80％
「症状性ＥＤ」と「心因性ＥＤ」の二つのタイプがあります。
・症状性ＥＤ … 内科的・精神的に具体的な病気である場合
・心因性ＥＤ … 身体に異常はないが精神的な原因によって起こる場合
［症状性ＥＤ］
①高血圧・心臓疾患・肝臓疾患・腎臓疾患など
②精神分裂症・躁うつ病・妄想性障害など
③薬物中毒・薬物依存症・アルコール依存症など
が原因で起こる勃起障害（ＥＤ）です。
［心因性ＥＤ］
身体的にはとくに異常はなく、
仕事のストレスなど精神的な原因によって起こるＥＤです。
①過去のセックスの失敗による不安
②仕事のストレス（業績不振、人間関係、賃金カットなどの不安）
③ペニスのサイズに関するコンプレックス
④慢性疲労による軽度の「うつ状態」
⑤女性からの侮辱、暴言になる自信喪失
⑥過去の何らかのトラウマ
などの原因よって起こる勃起障害（ＥＤ）です。
また、
飲酒、喫煙、睡眠不足などの生活習慣的な理由によって起こる勃起障害も
「心因性ＥＤ」に入ります。
若い人のインポテンツは、ほとんどが心因性といわれており、
ストレスやコンプレックス、
飲酒・喫煙・食生活・睡眠不足などが原因にあげられています。
ＥＤの中で、
もっとも多くみられるのが「心因性ＥＤ」です。
心理的ストレス（不安、失敗の記憶など）や
疲労を長期間にわたって蓄積していくと、症状が悪化し、
深刻な症状に発展していく可能性がありますので、
心当たりがあるような場合は
（軽度な状態であったとしても）早期の対応が必要です。
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